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まさか、自分が被災するとは・・大震災に遭遇して

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地震のあの時、私は山形の会社で講演のため仙台-山形の高速バスの中でした。山形駅に到着という時に、運転手さんが「今大きな地震があったので、一旦停止します。」とアナウンス。その後走り始めたら、信号は全部消えていて、消防車、救急車が走ってる。駅に着いて降りたら、駅構内は真っ暗で、多くの人だかり。しかも余震がある。状況は全くわからず、携帯も繋がらず。近くにいた駅の職員の会話から仙台で大きな地震があったということがやっと判明。会社の社員からのメールで、皆の無事は確認。しかし、講演先の会社とも連絡とれず、交通機関は全部不通。雪は降ってきて、駅の中でも寒くてしようがない。さあどうしようか・・
山形のホテルに一泊しようかとも考えたが、停電が回復する見込みもないのでは・・・。そこで駅近くのニッポンレンタカーに駆け込み、帰着車を2時間待って、やっとのこと車をゲット。3時間かかり、夜の9時過ぎに仙台の自宅に帰りました。私が山形を出たあと、国道は緊急車以外通行禁止となったことをあとで聞き、間一髪だったと思います。その夜は車の中に一泊し、12日になって自宅に戻り、現在まで耐乏生活が続いてます。
電気、水道はやっと通ったものの、ガソリン、灯油も残り少なく、食料もいつまで持つやら・・不安です。ただ、多くの人が寒さに震えて避難所生活を強いられている現状を考えれば、自宅にいられるだけ、ましなほうです。
地震、津波に加えて、今原発の危機が東北を襲っています。超近代社会が自然の脅威にいかに無力なのかを思い知らされています。しかし、人間には智慧がある。必ずやこの事態を乗り越えていけると確信します。
(写真:遠くの煙は製油工場タンク火災の煙)

by anzen-pro | 2011-03-17 12:39

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