話題の映画「東京家族」
2013年の初映画は「東京家族」。
映画の善し悪しを決めるのは、脚本や監督に加えて、やはり配役でしょう。平山周吉役の橋爪 功とその妻を演じる吉行和子はまさに適役。館ひろしではダメでしょう。菅原文太でなくてよかった。そして、蒼井 優は小憎らしいほど、うまかった。
小津安二郎の「東京物語」を私は観ていないが、この作品は全く別物としてみたほうが良いらしい。
3月11日の大震災もちょこっと盛り込まれている。
東京にいる医師の長男夫婦、美容院を経営する長女夫婦、そして妻夫木聡が演じるフリーターの次男昌次。それぞれが一生懸命生きているのだけど、上京した老夫婦と、噛み合わない。
先日、(株)東宝映像美術さんのお仕事をさせていただき、厚かましくも砧(成城)の東宝撮影所の内輪の新年会にも参加してしまった私としては、エンドロールに出た社名を確認し、なんか嬉しくなった映画でもありました。
by anzen-pro | 2013-01-28 14:02