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戦後75年で思うことは・・・


8月6日のN H Kスペシャル「証言と映像でつづる原爆投下・全記録」を観た。

原爆を落とした側、落とされた日本、当時の米国の責任者や日本の中枢政治家等にインタビューした記録や資料に基づき構成された番組であった。


米国は昭和20年5月の時点で、この大量殺戮兵器を使用することを決定していた。

日本はポツダム宣言を突きつけられても、本土決戦を主張する陸軍を説得できず、いたずらに日にちが過ぎていくなか、ついに原子爆弾の投下という悲劇に見舞われる。


「アメリカがあんな無慈悲な爆弾を使うとは思っていなかった・・」と吐露したり、「米国が本土を攻めても水際で叩けば、時間を稼げる」と、学生や女性に竹槍で藁人形を突く訓練をさせていたのだから、呆れるにもほどがある。これが政権中枢の人間の言葉である。

まともに考えたら、おかしなことでも、通ってしまうのが政治なのだろう。コロナ対策で全世帯にマスクを配るという、おかしな政策に反対する声は政権内部になかったんだろうか。「物言えば唇寒し」という世界だろう。75年前とどうしても被ってしまう。


日本は敗戦から占領下となり、形は独立国ではあるが、米国の国益は日本の国益に優先する状態で今に至っている。

世界で唯一の被爆国でありながら、広島、長崎の原爆で50万人もの人が亡くなっているのに(戦後から今日まで後遺症でなくなった方を含む)、「核兵器禁止条約」に参加を拒否し続ける日本がある。


by anzen-pro | 2020-08-14 12:55

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