仙台は雪の元旦となりました。2021年、令和3年がスタートしました。まさにコロナに始まり、コロナであけた1年でした。4月、5月はクライアント様で予定していた研修の中止が相次ぎました。弊社主催の技能講習は人数を縮小するか、広い会場に変更して実施する等対策を講じてきましたが、コロナショックは予想を超え、経営は大きな打撃を被りました。それでも8月、9月以降は、中止にしていた新入社員安全衛生研修の実施等、先延ばしにしていた研修の実施が始まり、ようやく通常ベースに戻りつつある状況で年末へ突入という状況でした。
講演で新型コロナウイルス感染症について話す機会も多くなりました。調べていくうちに、日本で初の感染者の確認は1月16日(武漢の封鎖前)、この第1号の患者から4人まで全て中国人(武漢から帰国の)であることもわかりました。こういう事実も知らされないまま、また、個人情報を理由に具体的な感染ルートも知らされないまま、東京で感染者が1,300人を超えた、スティホーム、三密回避等の国の情報に踊らされている私達がいるのではないでしょうか。
中国の女性作家 方方(ファン ファン)氏の著作「武漢日記」から
「ある国の文明度を測る基準は、どれほど高いビルがあるか、どれほど速い車があるかではない。どれほど強力な武器があるか、どれほど勇ましい軍隊があるかではない。どれほど科学技術が発達しているか、どれほど芸術が素晴らしいかではない。ましてや、どれほど豪華な会議を開き、どれほど絢爛たる花火を上げるかでもなければ、どれほど多くの人が世界各地を豪遊して爆買いするかでもない。ある国の文明度を測る唯一の基準は、弱者に対して国がどういう態度をとるかだ。」