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ウクライナ侵攻と戦争の本質と日本

GWも後半の5月5日の今日、仙台は好天に恵まれました。行動制限がないGWは3年ぶりで、行楽地は賑わい、また、首都圏へのUターンで新幹線や飛行機は満席、高速道路も渋滞というコロナ以前の状況が戻ってきたかのようです。
一方で、激しい戦闘状況が続くウクライナの現実に、特に一般市民の悲惨な状況を私たちは毎日、毎日、知らされています。
ロシアの本格的な侵攻開始は2月24日ですから、戦争が始まってもう2ヶ月半にもなるのに、停戦に至る道筋は見えていません。それどころか、ロシアは5月9日の戦勝記念日に向けて猛攻を開始しようとしているようです。
ロシアによる一般市民の虐殺を世界は非難しますが、戦争とはそういうものです。戦国時代、織田信長は敵対する領主の村を焼き討ちにして、多くの女、子供を殺したそうです(豊臣も、徳川もでしょうが)。太平洋戦争(第2次大戦)では、アメリカは日本全土に空襲を行い、東京大空襲ではのべ11万5千人が死亡したそうです。そして、広島、長崎の原爆投下で22万人が亡くなっています。旧日本軍も中国戦線や東南アジアの戦線で、一人も民間人を殺していないはずがありません。
民間人を殺すことには、大きな目的があります。敵国国民の厭戦気分を煽るためです。民間人を殺さない戦争はないのです。
権力者が戦争を始めるのですから、理由はなんとでも付けられます。「自衛のため」とプーチンは言っているではないですか。ウクライナの状況を見て、日本も軍備を拡張すべきだ、核を持つべきだ、という世論が広がっています。軍備拡張の終点は核保有です。核を持ったら、日本は強くなるのでしょうか?確かに北朝鮮は核を持っているが故に、アメリカは手を出せません。日本は島国です。先制攻撃で核を打ち込まれても、ヨーロッパのように陸続きではないので、日本だけの被害で済むのです。では、もし、日本が有事の際にアメリカはどう動くか?今のウクライナを見てわかるように、第三次大戦の危険を孕むから、アメリカは日本を助けてはくれないでしょう。今回の件で、アジア諸国を代表して岸田総理がプーチンに電話会談を申し込むとか、あるいはアメリカの代理として、ロシアを訪問して、プーチンに会うとか、やったら、すごいのですが、ま、できないでしょうね。日本は国家意志がない国ですから。

by anzen-pro | 2022-05-05 20:15

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