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映画「風立ちぬ」を観て つれづれに・・

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ネット上では賛否両論がかまびすしい映画である。堀辰雄の原作は映画には不向きであり、かつて山口百恵と三浦友和で映画化されたものは、おかしな青春映画になっていた。 だから、零戦設計者堀越二郎の物語とコラボしちゃったんでしょうかね。
原作の節子は映画では菜穗子になっていたが、これは堀の「菜穗子」という作品からあらすじを含めて拝借したんでしょう。「あ、やつぱり菜穗子さんだ!」で始まる小説だったと思う。

僕らは少年時代は零戦や戦艦大和のプラモデルに皆はまっていた。遅れてきた団塊の世代は、また遅れてきた軍国少年だったのかと思う。戦後がほんとうに終わったといえるのは、昭和39年の東京オリンピックの開催ではなかったのか。映画を観ながらそんなことを考えていた。

結核にかかった恋人の傍でタバコを吸うシーンなど、「タバコのシーンが多いのはまずい」と禁煙団体からクレームがついたそうな。確かに主人公も含めて周囲の人間は皆タバコを吸っていた。あの当時は結核の治療法もなく、ましてやタバコの有害性などわかっていないのだから、しごく当然の状況を描いたに過ぎない。ものがたりを現代の価値観や常識で断罪してしまうのはいただけない。

戦争が終わって68年後の夏。憲法改正や国防についての論議が盛んである。
「全てを知ってから、自分の進むべき道を決める」という湯川博士の言葉(映画「真夏の方程式」)が妙に頭に残っている今日この頃です。(お盆休みも明日までだ!)

by anzen-pro | 2013-08-17 14:22

  

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